2010年8月2日月曜日

Kickstarterのようなソーシャルファンディングは日本では流行らないのか

Kickstarterはクリエイターが小額の出資を広く募るためのオンラインプラットフォームです。クリエイティブなものならなんでも投資対象で、お金を受ける側の人たちは主にデザイナー、音楽家、映画監督、ライターなど。このジャンルのサービスはソーシャルファンディングの他にクラウドファンディングなんて呼ばれ方もされます。サイトを眺めてるだけでもいろんなプロジェクトがあって楽しいです。


Kickstarterの具体的なシステムを下のリンク先記事から引用しますと、

モデルはシンプルなものです。プロジェクトを発案した人が希望調達金額、調達期限、および出資者への見返り条件などを設定します。そして期限までに条件を満たせば出資者はAmazon Paymentsを通じてチャージされ、見返りを受け取ることになります。もし希望額に満たなかった場合にはチャージされません。「全部」か「なし」かのどちらかになります。
Kickstarter、ソーシャルな資金調達プラットフォームを提供開始

この説明を見る限り、文化活動版グルーポンとも言えるサービスで、TwitterやFacebookなどソーシャルメディアとの親和性も高そうです。出資者に対する見返りはなんでもいいとのことで、報酬として、出資者の名前が作品にクレジットとして入ったり、作品に出演できたり、プレゼントがもらえたり、ハグしてもらえるなんてものもありました。ビジネスというよりは、夢を応援するために寄付をするというような非営利的な活動を支援するという側面が強いのかもしれません。

小額の投資といえば日本でもmaneoがありますが、こちらはソーシャルレンディングと呼ばれる分野でしっかりと利率が設定された金銭消費貸借契約が結ばれます。普通のお金の貸し借りですね。

金くれというサービスは出資を募るという点ではKickstarterに近いですね。クリエイティブ分野とは限りませんが。「金くれ」という一言にこの種のサービスの本質が身も蓋も無くズバリ言い当てられているような気がします。

日本ではアメリカと違って寄付文化が根付いていないため、こうしたサービスは難しいという言い方がよくされますが、それほど資本が必要な事業にもみえないので本格的に始める会社がどんどん出てきてもおかしくないと思います。それに営利企業ではない、NPOなどによる町おこしにも向いてるのではないかと思います。

個人的には、税金を経由して不透明なかたちで文化活動に投資が行われるよりは、個人が自分の好きなプロジェクトに投資できるかたちの方が健全なのではないかという気がします。今後のソーシャルファンディングの発展に期待したいところです。

Kickstarter