要約:ユーザーは、自分にとって必要な情報を含む写真や画像には注意を向けるが、Webページを単に飾り付けるためのイメージを無視する。
目の動きの調査(アイ・トラッキング調査)によって、 Webサイトに掲載されているそれぞれの画像へのユーザーの接し方に劇的なギャップがあることが証明されました。
- ある種のピクチャーは完全に無視されます。典型的なのは、純粋に装飾的でサイズが大きく、雰囲気の良い画像です。
- 重要なサイトコンテンツとしてとらえられ、注意深く見られるタイプの画像もあります。プロダクトの写真やリアルな人々(写真素材のモデルではなく)の写真がこのカテゴリに入ります。
- ECサイトにおいては、商品写真は、ユーザーの商品への理解を助け、似たアイテム同士を区別する機能を持っています。
- 個人サイトでは、ユーザーはサイトの背後にいる人物に関心を持ちます。
さらに深く理解するため、アイ・トラッキング調査からの事例を見ていきましょう。
人物写真
FreshBooks.comではチーム全員のポートレート写真が掲載されています。上の画像は縦に長いひとつのページを3つに分割して横に並べたものです。下に行けば行くほどユーザーの注意が薄れていくのがわかります。
ここでユーザーは、紹介されている人物の経歴よりも10%多くの時間をポートレート写真を見るのに費やしています。ここでのキーポイントは、その会社で実際に働いているリアルな人々の写真が掲載されているという点です。
対照的に、下のような一般的な人々の写真に対して閲覧者は気を留めません。
おそらく、イェール大学で実際に撮影された写真なのでしょう。しかし、写真素材では通常、このような下手な切り抜き方や、モデルのだらしない姿勢は滅多にありません。
上のような写真は、このページにおいては、単なる詰め物にすぎません。ユーザーは写真を見ることなくスクールへの応募プロセスを理解することができます。
顧客を楽しませるには、魅力的な体験を提供すること、つまり顧客のニーズを満たすことに焦点をあてることです。これはNPOや学校についてもあてはまります。
商品写真
例として、Pottery BarnとAmazon.comのカテゴリーページを比べてみましょう。
ここからわかるのは、テレビの写真は、それぞれを区別するのに役に立たないということです。有名サイトのデザインを真似するのが常に良いとは限らないということの好例です。アマゾンは、ありとあらゆる商品を扱っているので、個別のカテゴリに最適化されていない、画一的なギャラリーレイアウトを採用しています。他方Pottery Barnは限られた製品系列のため、カテゴリページにはより詳細な写真が載っています。
大きな写真
ユーザーは自分のタスクの邪魔になるような巨大な画像を嫌います。しかし、閲覧者が拡大写真を求めている場合は話が変わります。
情報を運ぶ画像
これらすべての事例に共通しているのは、ユーザーは、目の前の作業に関係のある情報を伴った写真に注意を向けるということです。ページに付加価値をもたらさない単に装飾的なイメージについては無視されます。
写真や画像はそれ自体がなんとなくカッコイイとか雰囲気が良いというだけで使いがちですね。自分の趣味に走らず、できるだけページとの関連性を意識するのがユーザーのためにもなるということなのでしょう。
Photos as Web Content (Jakob Nielsen's Alertbox)
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