イタズラ書きとクリエイティブ思考の関係

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仕事中や授業中に上の空でボーッとしながら落書きをしていたら、普通は周りから注意される。しかし、その一見すると無駄な行為によって理解力や創造的思考力が高まるとしたらどうだろう。「アートやゲームが問題解決に資する」という内容の”GameStorming”の共著者であり、「いたずら書き革命」の提唱者でもあるSunni Brown女史によるTEDスピーチから。

意思決定を可能にするために学習者が摂取する情報には4種類あります。視覚、聴覚、読み書き、運動感覚によるものです。さて、情報を咀嚼して活かすには、少なくともそれらの様相のうち2つをかみ合わせる必要があります。でなければ、それらのうちひとつをある感情的な体験と結びつけなければなりません。いたずら書きの素晴らしい貢献は、起こり得る感情的な経験に4つ全ての様相をはめ込むことができる点です。これこそが、何もしていないに等しいと見なされがちな振る舞いによる、非常に根拠のある利点なのです。

とてもオタクっぽいですよね。でも、これを発見したときは涙が出ました。そうして、彼らは子供たちの芸術的な行動を明らかにする人類学的調査を行いました。そして発見したのです。場所と時間を越えて全ての子供たちが成長につれて同じ視覚論理的進化を見せることを。言い換えれば、子供たちは共有され発育する、視覚言語における複雑性を持っていて、それは予測可能な順番で発生するということです。驚くべきことです。つまり、いたずら書きが私たちの本性に根ざしており、また、私たちがその本能を自ら否定しているということだと思います。ついには、多くの人々はこの内情に通じていない状態です。しかし、いたずら書きは偉大な文化的資産の前兆なのです。そのほんの一例がこちら。建築家フランク・ゲーリー氏によるアブダビのグッゲンハイム美術館の前身です。

Sunni Brown: Doodlers, unite! | Video on TED.com
何も考えずに無心に書く(描く)ことが、実は知的な潜在能力を引き出す優れた方法である、と。逆に、そうした振る舞いが時間つぶしの無益なこととして社会的に抑圧されてきた理由も気になるところだ。

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